大阪城大手門控柱の継手
昭和40年代になって継手の構造が解明された、大阪城大手門控柱です。
昭和50年代に毎日新聞がトップページで紹介して話題になったようです。
恥ずかしながら当時若かった私は、その事実を知りませんでした。
岳野さんが製作された模型を見て初めて、シンプルな見た目と異なり、その構造の複雑さに驚きました。
構造上複雑であってもそれを表に現さない意匠、この思想は今日のデザイナーにもっとも必要なことではないでしょうか。材料や構造を十分に理解して初めて、美しい技術や意匠が生まれるのです。
正面と裏面にありが見え、側面は山形になっています。斜めに滑らせて組上げるようですが、他の部材や継手との関係が重要になってくると思います。控柱の継手だけにスポットが当たっていますが、その周りの条件によってこの構造が生まれたのでしょうから、この構造が必要だった環境を知りたいと思います。
写真は資料を基に私が作成した3DCGです。大手門控柱のように継手は組み上がると、その構造は見なくなります。
実物模型が一番なのでしょうが、残念ながら私には製作する技術がありません。
そこでCGだからできることを見つけて、継手の勉強をしたいと思っています。



昭和50年代に毎日新聞がトップページで紹介して話題になったようです。
恥ずかしながら当時若かった私は、その事実を知りませんでした。
岳野さんが製作された模型を見て初めて、シンプルな見た目と異なり、その構造の複雑さに驚きました。
構造上複雑であってもそれを表に現さない意匠、この思想は今日のデザイナーにもっとも必要なことではないでしょうか。材料や構造を十分に理解して初めて、美しい技術や意匠が生まれるのです。
正面と裏面にありが見え、側面は山形になっています。斜めに滑らせて組上げるようですが、他の部材や継手との関係が重要になってくると思います。控柱の継手だけにスポットが当たっていますが、その周りの条件によってこの構造が生まれたのでしょうから、この構造が必要だった環境を知りたいと思います。
写真は資料を基に私が作成した3DCGです。大手門控柱のように継手は組み上がると、その構造は見なくなります。
実物模型が一番なのでしょうが、残念ながら私には製作する技術がありません。
そこでCGだからできることを見つけて、継手の勉強をしたいと思っています。


